私が使っているエネルギーは、過去に遡って作用させることが出来るというのを実感したのが、8年前の症例です。
肩を打撲した後、痛みがひどくなり、腕をほとんど動かせなくなった50代女性の方の施術をしました。
当時できる限りのあらゆる手を尽くし、数回施術しましたが、多少は良くなるものの、期待したほどの改善が見られませんでした。
なんとかしたくて、日々その患者さんの事ばかり考えていました。ある日の夜、寝ようと布団に入った瞬間に「過去にパワーを作用させたら」という考えが、急に頭に浮かびました。
「打撲前の身体の状態を良くしたら、打撲自体のダメージが減るはず。更に打撲直後にその衝撃を抜けば、さらに良くなる」
これはいけるかもと思い、飛び起きてメモしてから就寝しました。
次の施術時、早速過去に対してパワーを作用させたところ、まさに劇的に改善され、とても感動的な出来事でした。
その後、重要な技術の一つとして使ってきましたが、最新のパワー伝達法の開発で、全施術プログラムを最適な過去に作用させることが可能になりました。(F-HUW法)
これで、過去・現在・未来すべてを網羅した施術法になりました。誰しもいきなりその身体になった訳ではなく、生まれてから様々なことを積み重ね、時を経て形成された身体です。
特に高齢の方、経過の長い方、過去のダメージが大きい方は、この「過去への施術」は、これまで以上の改善が期待できるものとなっています。